「良くできた本である」 おすすめ度:
投稿日:2005-09-04
タイトルには「薬」とあるが、抗菌剤と微生物に関する本である。この種の本は大抵、最初に微生物の構造とか、抗生物質の作用機序などを記載して面白くないものだが、本書は抗生物質の構造式すら記載せず(その理由も笑える)、社会的問題(新聞ネタ)とうまく絡めて抗菌剤と微生物の知識を与えてくれる。
バイオテロ、抗菌グッズなど、微生物学の本では取り上げないことまで言及している。
微生物学を学んだ人には退屈な部分もあるかもしれないが、ところどころに記載された皮肉や苦言も面白いし、知識の整理になる。一般の人の場合にも、病原微生物と抗菌剤への理解のために、退屈せず読める本である。
可能なら☆10個くらいつけたい本である。