「本書の失敗の本質」 おすすめ度:
投稿日:2005-01-18
既に目次をご覧頂いてもお気づきの通り、本書は外来語辞典を片手に読み進むしかないと思わせるほどカタカナが多い。また、データ分析から得られる知見に比して、推論による考察が圧倒的で、内容は非常に抽象的かつメイカイ(迷怪?)である。結論はエディターレビューで全てが語り尽くされている。ことさら難解なジグゾーパズルを好む趣味人や、議論のための議論好きの方には、解読する達成感が得られるかもしれないが、スピードが命のビジネスマンにはお勧めできない。勘所を押さえた経営者なら、本書の結論を導くのに5分も必要ないであろう。
「やさしい内容を難しい表現で」 おすすめ度:
投稿日:2003-03-28
やさしい内容を難しく表現するという点において秀逸の書。
本書が「日経産業新聞気になる一冊」に取り上げられることをもってしても、いかに医薬品業界の研究開発が特殊かが知れる。
「ジレンマを感じるあらゆる企業人にお勧め」 おすすめ度:
投稿日:2003-01-25
日本の製造業がダメな原因はルーチンは上手いがターゲット発見能力がないことだ。新しいターゲットを発見しそれを通常のルーチン業務に入ると、ブレークスルーの新製品が何故潰されてしまうのかを本書は明らかにしていた。
その意味で、イノベーションが求められているあらゆる業界のビジネスマンに身につまされる共感を投げかける。社内の抵抗を克服して変革を遂げる為に、本書はアライアンスによる外部資源の内部化により成功できていたことを実証している。
目から鱗の本であった。苦しむ日本企業が復興する道標になると思い、お勧め。だげ、他社に教えたくなかい。ジレンマを感じるあらゆる企業人にお勧め
「日経産業新聞:気になる一冊」 おすすめ度:
投稿日:2002-12-12
高山誠著、「新製品開発の失敗の本質」(気になる1冊)
【 日経産業新聞 12/06 26頁 335字】
画期的な新製品をいかに出し続けるか。この永遠の課題を、 山之内製薬に在籍する著者が、新薬開発を巡る日本企業の失敗事例の分析をもとに探る。
国際競争の進展で、今や新薬の研究開発費は一製品数百億円に膨張している。規模で欧米大手に劣る日本企業が限られた経営資源で勝ち続けるには、「特化」と「多様性」を両立した戦略が必要と説く。核領域に集中するだけでは不十分。戦略的な提携などで他社技術を積極導入し、絶えず研究開発の間口を広げていなければ、継続的な成功は望めないという。
本書では従来商品の市場シェアに安住して、次世代商品の開発に出遅れた日本の製薬会社の事例が紹介されている。「成功体験にこそ、失敗の原因がある」。業種を問わず通じる教訓と言えそうだ。